ダンナをイクメンにする最も簡単な方法。母性愛は作られる?

育児の玉手箱
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これは、新しくパパ、ママになった人の為の記事です。

男だってイクメンばかりじゃない!

赤ちゃんが生まれて、初めて親になるというのは、想像以上に大変なことですよね。

最近では、育児に熱心な男性、いわゆるイクメンも増えてきたようです。


 とはいえ、子どもが苦手な男だって、やっぱりいます。

「うちのダンナは、ちっとも育児に協力してくれない!」

「彼もイクメンになってくれないかな・・・結婚する相手を間違えたかしら?」

と、お悩みのママもいることでしょう。

確かにイクメンと呼ばれる新人パパは未だに少数で、子どもが苦手な男性、そもそも赤ちゃんとどう接していいのか分からない男女は、まだたくさんいるのです。

ここでは、赤ちゃんや子どもが苦手な男性を

「子ども大好き!」

のイクメンパパに変えてしまう秘策をチャイルドマインダーの観点から教えていきます。

チャイルドマインダーって何?

実は私はある時期、保育の仕事で食べていこうと本気で思ったことがありました。

それは自分の子どもが生まれて数年間、赤ちゃんや幼児と一緒にいる時間があまりにも楽しく、充実感と幸せを感じることができたからです。

「あ、・・・これが、天職というものか・・・」

と思いました。

オムツ替えも、ごはんも、ちっとも苦にならないどころか、楽しくてたまらない。子どもと遊び始めると、楽しくて何時間でも遊んでいられました。

赤ちゃんの声をきいているだけで、脳内に快感物質がドバドバ出てきて、うっとりするくらい幸せでした。

当時は学校をやめて、高齢者介護施設(いわゆる特養)で忙しく働いていましたが、そのおかげで排せつ・食事・入浴の三大介護の技術はめきめきと上達し、それをそのまま育児に応用できて、ラッキーでした。

しかし実際に保育士になるとすると、資格取得にはかなりの時間と費用が掛かります。学校に行っている間は無収入になるし、それは難しい。

そこで私が探し当てたのはヒューマンアカデミーという社会人向けの資格学校です。

週一回の講座を半年で、取れる保育の資格が「チャイルドマインダー」でした。

チャイルドマインダーとは、家庭的な保育サービスを行う専門家であり、いわば「少人数保育のスペシャリスト」です。


イギリスで誕生し100年以上の歴史を誇る資格で、専門性を生かした質の高い保育を行う知識を習得した人のみに与えられイギリスでは「国家職業基準資格」に認定されています。

日本ではまだ民間資格なので幼稚園教諭や保育士の資格に比べると弱いのですが、これを持っていれば東京都の保育園で採用されたり、また自分で保育ルームを開設することもできます。

私は半年間、仕事を終えてから新宿校に通い、様々な保育の知識を教わりました。


男性はクラスで私一人だったのですが、ここの授業は毎週、楽しかったですねー。
当時、授業で作った絵本は未だにとってありますし、これをきっかけに保育のSNSのグループに入って情報交換したり。
在宅保育をされている卒業生の所に保育実習にも行きました。

母性愛は作られる

さて、この講座はヒューマンアカデミーの中でもトップクラスの人気講座だったのですが、その理由はずばり、講師の先生が非常に素晴らしかったからです。

毎回、引き込まれるようなエピソードに豊富な知識、日本にチャイルドマインダーをもっと普及させたいという熱い思いに生徒全員がたちまち先生のファンになっていました。

そんな先生の授業の中で、私が今でも覚えている「目からうろこ」な知識を、ここで特別にお教えしますね。

これのお蔭で私は、なぜ自分がここまで育児にはまったのか、男の割には母性的だとよく言われるのか、という謎が解けたのです。

それは「母性愛」というものは、元々、女性だから、生まれつき備わっている本能的なものではないというお話でした。

意外じゃありませんか?

なんとなく女性は子どもを産んだ瞬間から、わが身の分身として子どもを愛し、大切に育てたいという欲求が、遺伝子レベルで組み込まれているような気がしませんか?

確かに、そういう部分もあるのかもしれません。

しかし、そうなると最初から「子どもを愛せない女性はおかしい」ということになりますよね。

「どうしても、わが子がかわいいと思えない」と悩むお母さんは意外と多いのです。

それから先生はこう続けました。

「母性愛とは、子どもと接触すればするほど、増えていく後天的な感情なのです」

つまり、お母さんが赤ちゃんを抱っこしたり、あやしたり、世話をしている機会や時間が増えていくほど「かわいい」「愛しい」という感情が生まれ、どんどん強くなっていくというのです。

それが母性愛の正体だというのです。

誤解しないでくださいね。接触と言っても、会うとか、会話するとか、大人っぽい意味ではなく、直接、触れる、スキンシップということです。

私はその言葉にハッと気がついたことがありました。

アトピっ子のお蔭で

実は私の息子は生まれたときから、かなり重症のアトピーでした。

いろんな治療法も試しましたが、効果はなく、毎日、痒みで全身をかきむしり夜も数時間おきに起きて泣き、一晩ぐっすりとねることはなかったのです。

なので、2歳半のある日、生まれてはじめて朝まで寝てくれた時は本当にうれしかったです。

私と息子ですが、20年前ですので顔出しも時効でしょう。
全身が真っ赤に腫れあがり痒そうです。

さて、あまりに毎日泣くので妻も私も睡眠不足とストレスで参ってしまい、寝かしつけも交互にしていました。

その頃の夜のルーティーンは、まず全身に薬や馬油を塗り、体が火照らないように濡れタオルで冷やしてから爪をたてずに痛くなく、かゆみが消える程度の強さでかいてあげるというものでした。

大体1時間か2時間、ちょうどよい強さで掻いてあげると、ふっと眠りにつくのですが、私も仕事をして疲れていましたから、かいているうちにこっちが寝落ちしてしまうこともありました。

そうすると息子はとたんに痒くて泣きだし、あわてて私も起きる、といった感じです。

少し言葉が出るようになると「パパ、かくのヘタっ、ママがいい!」と叱られて落ち込んだりしました。

それでも、なんとか2年半くらい続けているうちに私も慣れてきて、ちょうどよい掻き加減をマスターできていったわけです。

さて、お気づきでしょうか。

息子のアトピーのおかげで、私はおそらく平均的なパパに比べると何倍も赤ちゃんに触れている時間が多かったのです。毎晩のように2時間はさすっていたのですから。

おそらく、これが原因で男の私にも、母性愛に近いものが生まれ育ったのではないかと、思います。

当然、子どもはなつきますし、そうすればますます可愛くなります。

お話が少しわかるようになれば、なんとか早くねてくれるように、絵本の読み聞かせや、昔話の語り聞かせも毎晩するようになりました。

最初は桃太郎や浦島太郎でしたが、飽きてくると寝てくれなくなり、そのうちオリジナルのお話を要求するようになりました。

その結果、いつのまにか即興で短いお話を作れるようになっていました。

それが高じて、やがて童話を書くのが趣味になったのですが、きっかけはこんなことだったのです。

気がつけば私は、老人介護の世界にいながら、母性的で赤ちゃんや幼児に関わるのが大好きな、ちょっと変わった男になっていました。

結局、チャイルドマインダーの資格を生かす仕事には就かなかったのですが、ここで得た保育の知識と経験は、後に特別支援学校の教師時代にめちゃくちゃ役に立つのです。

結論はスキンシップ!

結論です。

男性であれ、女性であれ「子ども苦手」を「子ども好き」にする方法は非常にシンプルです。

なにはともあれ、スキンシップ!

抱き癖がつくとか恐れずに、赤ちゃんは好きなだけ抱っこして、ベタベタ触って、さすって、撫でまくりましょう。

とにかく、赤ちゃんと直接接触する時間を増やすのです。感情は後からついてきます。

一日のちょっとした時間に抱っこするだけでも、大きく変わります。

今まで子どもと関わりのなかった男性が、初めて赤ちゃんを抱っこしただけで、ボロボロ涙を流し、人生が大きく変わる事だってあるのです。

お風呂に入れたり、ご飯を食べさせたり、マッサージするのもおすすめです。

少し大きくなったら体ごと、触れ合って力を思いっきり出せるおすもうや、プロレスごっこは、本当にいいと思います。これは、特にお父さんに頼みやすい育児ですしね。

また、いまいち子どもが可愛く思えない、というお母さんにも、まずはタッチが有効です。抱っこでもいいし、ナデナデするだけでも、ベイビーマッサージでも何でもいいのです。スキンシップをしているうちに、感情が生まれるのです。逆ではありません。

とにかく、スキンシップの時間と回数をできる限り増やす。

声をかけましょう。笑いかけましょう。下手でもいいので好きな歌を歌って聞かせましょう。(CDで童謡やクラッシックを聞かせるより、肉声が何十倍もいいのです)

まとめ

人はある一定の期間、目隠しをして完全に視覚を遮断したり、耳栓をして聴覚を絶ったりしても生きていけますが、触覚を完全に遮断すると死んでしまうんだそうです。

それほど、人間にとって直に触ってもらう体験は重要で必要不可欠なんだと思います。ましてや、赤ちゃんにとって、その重要性は一生を左右するほどのことでしょう。

日本人は欧米人に比べると握手やハグが少ない、アンタッチャブルな国民性だと言われています。

実際、私もイギリスに留学している時は同世代の女の子とも、普通にあいさつ代わりにハグしてましたが、日本に帰ってくると遠慮するようになってます。

しかし、人と人が触れ合うことより、お互いの愛情を育み、生きる力や安心感を育てる行為はないのではないでしょうか。

さあ、今夜からはじめましょう。

レッツ、スキンシップ! 

レッツ、おさわり!

レッツ、抱っこ、あるのみです!!

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