優しい子どもが育つ、シュタイナーの‟お祈りの言葉”

シュタイナー教育
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先日、一般の人向けにシュタイナー教育を取り入れやすいものはないかと「お祈りの言葉」を改めて調べていたら、感動して思わず涙ぐんでいました。

ご存知の通り、シュタイナー教育は人智学と言う思想がベースになっており、人智学は基本的にキリスト教神秘主義の系譜なので、普通に天使とか精霊とかスピリチュアルな言葉が飛び交います。

なので「お祈り」というと抵抗のある方もいるかと思いますが、そんなことでこの素敵なお祈りを知らないことは、本当にもったいないと思うのです。

「神さま」という言葉も出てきますが、これは日本人にとっての「おてんとさま」のようなイメージで捉えればいいのではないでしょうか。

ということで無神論のあなたでも、是非、子どもの為に、唱えてほしいお祈りを3つ紹介します。

大人が唱える赤ちゃんの為の夕べの祈り

この子に光が注ぎますように

私は光の伴走者となり、頭を使ってかわいがります

強く りりしく 澄んで 美しくなるように

幼いこの子に ほがらかな想いを あつめます

やがて この子の なしとげる仕事にあわせて

生きる意志が 強められますように 

(シュタイナー「霊学の観点からの子どもの教育」より)

この祈りはいろんな和訳がありますが、私はこの訳で子どもが生まれてから毎日唱えていました。

特に「頭をつかってかわいがります」という部分に感銘を受けました。愛して可愛がるのは誰でもできますが、ただ盲目的に溺愛するのではなく、大人としての責任と知恵をもって育てなさい、という意味だと教えられたような気がします。

幼い子どもの為の眠りの前の祈り

私の頭も私の足も

神様の姿です

私の 心にも 両手にも

神様の働きを感じます


私が口を開いて話すとき


私は神様の意志に従います


どんなものの中にも


お母様やお父様や


すべての愛する人の中にも


動物や草花や


木や石の中にも


神様の姿が見えます


だから こわいものは何もありません


私のまわりには


愛だけがあるのです

これは幼稚園くらいの子ども自身が唱えるお祈りです。

しかし、疲れた大人が唱えても癒される気がしませんか?私は初めてこれを読んだ時、正直、感動しました。

息子が保育園に入る前に通っていたシュタイナーの保育施設で毎週、この祈りを唱え、そのあとで先生に「ぎゅっ💛」とハグしてもらっていました。幼い息子はその「ぎゅっ💛」が本当に大好きでした。

内容もキリスト教というより日本の八百万の神に近いものを感じます。

食前の祈り

大地が育て

太陽が実らせた

愛する大地

愛する太陽

私たちは決して恩を忘れません

命の恵みに感謝して

いただきます

これも、和訳では少しずつ違いますが、シュタイナー学校や幼稚園で唱えているお祈りです。私が勤務していた学校でも毎日、お弁当の時間に唱えていました。

まとめ お祈りは心を浄化する時間

シュタイナーのお祈り いかがだったでしょうか。

宗教とか神とか関係なしに、毎日唱えたら素敵だと思いませんか。

小さい子どもにとっては、とても心が静まる時間となると思いますので、気に入ったら気軽に取り入れてみてくださいね。

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